旧小坂町/旧萩原町(岐阜) 島脇谷山(1324.9m) 2020年10月6日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:55 駐車箇所−−6:07 林道を離れる−−6:11 本格的な笹藪に突入−−6:14 1210m鞍部(道に出る)−−6:31 島脇谷山−−6:45 1210m鞍部から藪に突入−−6:50 林道−−6:58 駐車箇所

場所岐阜県下呂市
年月日2020年10月6日 日帰り
天候
山行種類プチ籔山(別ルートなら一般登山)
交通手段マイカー
駐車場伐採現場の林道路側に駐車
登山道の有無一部無し
籔の有無短い距離だが笹藪あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント一般的には西側の岐阜大演習林から登られるが車で稼げる高度が低いので東側の滝上牧場から往復しようとしたが、標高1010mの分岐に施錠されたゲートありで計画変更。ここから左に延びる林道を普通車で入れるところまで上がり、その後は伐採作業道を辿り最後は沢沿いの藪を漕いで稜線上の登山道に出た。本格的な藪の距離は50m程度であり結構お得なルートだった。現在は伐採作業中で平日や土曜日は大型車、重機が道を塞いでいる可能性あり




林道分岐。牧場方面はゲートがあったので左の林道へ 伐採現場の路肩に駐車
直進する林道はすぐに終点 左の林道へ入る。こちらは伐採現場
たまににショートカット ここから林道を離れて谷を登る
最初は藪が薄い 最後の標高差20mくらいが濃い笹藪
1210m鞍部に出ると立派な道が登場 1210m鞍部の反対側に下る道あり
1230m鞍部の標識。「上級コース」とある 1230m鞍部から西に下る道
地形図に記載がある林道に出た。最初のピークは巻く 次のピークが山頂なので林道を離れて稜線の道へ
急な登りだが道は良好 島脇谷山山頂
山頂標識 山頂標識
林道に戻る 林道と分かれて尾根へ
1210m鞍部で藪に突入。でも短距離 林道に出た
駐車箇所到着。伐採作業開始に間に合った


・飛騨中部で未踏の山は少なく、島脇谷山はそのうちの一つ。ネットで調べると一般的には山頂直下まで林道が書かれている西側の岐阜大演習林から登るらしいが、登り口の標高が約700mしかないのが難点。地形図を見ると反対側である東側の岩崎谷沿いに林道が描かれていて、こちらは標高が高くお得である。滝上牧場があるので少なくともそこまでは車で入れるはずで、その先の山頂北側から流れる沢沿いに登ることにした。地域的、標高的に考えれば笹や根曲り竹の藪が待ち構えているはずだが、沢沿いならそれを回避できる。

・久しぶりに野麦峠を越えて旧朝日村から現地に入る。夜間は後続も対向車も皆無で交通量はゼロだった。国道361号線に出て広域農道経由で国道41号線に出て、さらに岩崎谷沿いの林道を上がって行く。道幅は細いが舗装道路が続き安心して走行可能。

・ところが標高1010mの林道分岐で滝上牧場方面には施錠されたゲートがかかっており一般車は入ることができない。これは想定外でどうしようかと考えたが、計画を少しだけ変更して左へ入る林道から適当に斜面に取り付いて主稜線を目指すことにした。分岐点には林業作業基地があり、日中は伐採作業が行われているようだ。林道入口には通行止めの表示は無いが、伐採作業中は重機が動き、木材運搬用の車両が林道の真ん中で作業している可能性が高く、作業中は実質的に通行止めとなるだろう。特に今日は平日なので朝8時以降は作業が始まる可能性が高く、それまでに林道を出られるように頑張らなければ。

・左に入る林道は地形図ではすぐに左カーブして山頂から離れてしまうが、現地では地形図に記載が無い林道が山頂方向に延びていたので使わせてもらう。新しい重機のキャタピラ跡があり、間違いなく今日も伐採と搬出作業が行われそうだ。

・新しい林道を普通車で入れるまで奥に入ることにしたが林道の分岐がその場所だった。この先は普通車では進入は無理な路面状況。現在の高度を確認すると約1080mで、当初計画の沢と同じくらいの高さまで来ており、西側の岐阜大演習林から登るよりはかなり得ができただろう。

・山頂はここより北西にあるため、最初は北方向へ斜面を巻くように続く林道を歩いたがすぐに終点で、周囲は背の高い根曲り竹藪だったので分岐点まで戻って左に分岐する真新しい作業林道へ。路面状態はこちらの方がずっと悪いが伐採作業をやっている最中の現場であり、斜面の藪が刈られていて林道以外でも歩きやすい。できるだけ山頂や主稜線方向へ最短距離で進む方向へと伐採地を上がって行く。

・やがて作業林道は左(南)に逃げて山頂から遠ざかるので、林道を離れて浅い谷地形から斜面に突入する。ほぼ水が無い小さな谷だが周囲より明らかに藪が薄く歩きやすく、この沢は西を向いているので山頂方面へ登るのにちょうどいい。所々で根曲り竹が進出する場所もあるが概ね藪が薄くて歩きやすい。しかし最後は全面が根曲り竹に覆われた斜面に変わってしまうので、藪を漕いで主稜線を目指す。標高があるので密度が高くなかなか手ごわい。

・主稜線に飛び出すと期待通りに広く刈り払われた立派な道に出た。現在地は不明だが山頂は北側にあるのは間違いなく、進路を右(北)へ変える。帰宅後にGPSの軌跡を確認したら標高1210m鞍部であった。ここから西へ下る明瞭な道があった。

・ごく微小なピークを越えて次のピーク(1240m峰)を越えて1230m鞍部に達すると西から別の作業道が合流し、山頂方向には「上級者コース」との倒れた標識あり。登山道の表示であろう。

・次のなだらかな肩で西から林道が合流。地形図に書かれた山頂西側直下を通る林道に違いない。道幅は間違いなく林道だが最近車両が通った轍は無く、今は専ら歩道として使われているようだ。

・次の微小ピークは尾根上に道が付いているが林道は西を巻くので林道を歩き、次の大きなピークを林道が巻く箇所で尾根上の歩道に乗り移る。地形図によるとこのピークが山頂なので巻くわけにはいかない。ここには山頂への案内標識は皆無だった。

・急だが良く刈り払われた立派な作業道を登りきると島脇谷山に到着。残念ながら周囲は樹林に覆われて展望は皆無。三角点とささやかな手製の山頂標識がいくつかあるだけで、ぱっと見では山頂らしくない場所であった。

・帰りは往路を戻る。主稜線の道から標高1210m鞍部から根曲り竹の藪に突入したが、鞍部の中央からまっすぐ東へ進んだら最短距離で藪が薄い沢沿いのエリアに出ることができた。距離にしたら数10m程度だろう。この程度の藪漕ぎで登山口の標高を上げることができ山頂への距離も短縮可能なので、今回のルートは利用価値が高いだろう。

・駐車箇所に戻って林道を下って牧場のゲートのある広場へ到着。7時を過ぎたがまだ作業者は皆無で静かなまま。おそらく始業時間は8時なのだろう。沢沿いの林道を下っているとその作業者らしき軽トラや軽ワゴン車とすれ違った。ここは作業がお休みと考えられる日曜、祝日か、作業開始前の早朝に登ってしまうのがベストだろう。

 

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